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Live Report〈Blackmore's Night - Germany 2019〉Part 2

2019年7月3日 ドレスデン Kulturpalast Dresden


この日はドレスデンの中心部にある、近代的なコンサートホール。
会場の構造もデザイン的にも良く、おそらく音響にも気が使われているであろう。

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グッズ売り場を眺めていると、29日マクデブルクで15ユーロで買ったTシャツが
この日は何故か20ユーロになっている。買っておいて良かった。

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(写真)最近の彼らには珍しく背中に公演地が入ったTシャツがあったので買った。日付は入っていない。


「Do You Hear the People Sing?」で幕を開けると
パーカションとリッチーのアルペジオが静かに、少し妖しい雰囲気で始まる。
曲が始まる前にキャンディスが挨拶したマクデブルク公演はやっぱり少し変だったような。

で、また「Faerie Queen」始まるのかと思ったらそうではなく、
「Locked Within the Crystal Ball」のスローヴァージョンだ。
これはまた貴重。
そして途中からいつものテンポの、観客の手拍子が自然に湧き上がる熱い演奏に変わっていく。
こういう盛り上げ方もいいな。

その後は比較的いつも通りに進む。

最前列にはリッチーと親しいと思われる人たちが観に来ているが
そのうちの一人がその場でリクエストしたのが「Temple of the King」
即興でワンコーラスのみ演ってくれた。

中盤で「Renaissance Faire」、この曲はもう少し後でやって欲しかった。
何度も書いているように、この曲では必ず前1~2列目のファンクラブの連中が立ちあがって踊り出し、
一部の後ろの客も前に押し寄せて他の客の視界を塞ぐ。
この日は4列目、キャンディスの真正面という最高の席だったが
前の巨体の男が立ってしまったので真正面だけに全く見えなくなってしまった。
仕方ないのでこっちも立って少しずれて見たが後ろの人には申し訳なく、集中を欠いてしまう。

Renaissance〜が終わって少し座ろうという気配を見せた人もいたが
次が「Home Again」だったので結局みんな立ちっぱなしになってしまった。

続く「A Whiter Shade of Pale」は自分が観た中で、ラスト以外で演るのは初めてだ。
盛り上がるところでのリッチーの力強いカッティングは感情の昂りが感じられる。この辺りのアレンジも初めて聴く。
この曲もレコーディングすればいいのに。

次の「Moonlight Shadow」には、リッチー自ら〝favorite tune〟と紹介していた。
この曲は最近はまずしっとり歌い始め、途中からポップに盛り上げていくパターンが多かったが、
この日はミディアムテンポでリッチーが悲しげなフレーズをずっと繰り返し、やや呪術的な雰囲気の上にヴォーカルが乗るという(自分にとっては)新しいものだった。
いままでのが春の暖かなイメージなら、この日の演奏は晩秋のイメージ。
もちろんこれも好きだ。

終盤はじっくり聴かせるタイプの曲が続き、ラストは「First of May」で締め。
この終盤に「Toast to Tomorrow」あたりを入れて盛り上げてくれると更に良かったのだが、
それでも充分満足されてくれるショウでした。


Set list

1. Locked Within the Crystal Ball
2. Darkness
3. Dance of the Darkness
4. Under a Violet Moon
5. Soldier of Fortune
6. Durch den Wald zum Bach Haus
7. World of Stone
8. Allan Yn N Fan
9. Temple of the King
10. Renaissance Faire
11. Home Again
12. A Whiter Shade of Pale
13. Moonlight Shadow
14. Barbara Allen
15. Wind in the Willows
16. Faerie Queen
17. Diamonds and Rust
18. Midwinter's Night / Dandelion Wine
19. First of May
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Live Report〈Blackmore's Night - Germany 2019〉Part 1

2019年Blackmore's Nightのドイツ公演レポです。
基本的に自分の忘備録として残しているレポですが毎年同じような文になってしまうので,
もう止めようかなとも思いましたが、S氏からのリクエストが何度もあったので今年もやる事にします。
但し同じような曲の感想は省略する方向で。

2019年6月29日 マクデブルク Festung Mark

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今年のドイツ一発目はマクデブルク。
観光する街でもなさそうなのでベルリンに滞在し、日帰りで行く事に。行きは長距離バス、帰りは電車で片道約2時間。
今年のドイツ、ヨーロッパは猛暑の日が多かったが、この日も35度以上はあったのではないか。
中央駅から歩くこと約20分。日陰を探して歩く。
そしてたどり着いたところにあったのは、1000年以上経っているという城の外壁のような要塞のような建物。

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自由席なので早めに来て待っていたが、日差しが強すぎて待っている人は皆ガマン大会。
6時過ぎに開門し、中に入ると中庭のような場所が会場になっていた。

前座はFairytaleという自称「ケルト神話バンド」。
女性二人(ヴォーカル、フィドル)、男性一人(ギター)の編成。(後にウェブサイトを見ると5人いた)
衣装やステージセットはかなりその “ケルト神話” の世界観に入っている。
音楽はロリーナ・マッケニットのような幽玄さ、ノリのいいケルティックダンスなどがミックスされた感じで悪くはない。
voの声もよく出ている。

8時過ぎ、やたら天気がいいのでまだ明るい中
いつものオープニング(威風堂々じゃないぞ。Do You Hear the People Sing?だ)が響き渡りBN登場!
しかし最初に出てきたDavid Kiethに続きもうリッチーが現れる。あれ、いつもこうだっけ?
そしていつもならオープニングからすぐに1曲目にはいるのだが
この日は曲が始まる前にキャンディスがまず挨拶。
何かいつもと違う感じ…

1曲目はここ数年「Dancer and the Moon」だったが
この日は静かに始まるスローな「Faerie Queen」(!!)これだけでも驚きだが…
この曲の終わりからパーカッションに導かれリッチーがリズムを刻む。
聴いた事ないがカッコいいプレイだと思ったらヴァーカルが入りビックリ!
「Locked Within the Crystal Ball」だ(!!!!!!!)ウォォォォ!
Dancer and 〜も好きだがLocked〜をまた聴きたいと、ここ何年もずっと思っていたのだが…
2013年以来かな。まさかこのBN最高傑作のうちの一曲をまた生で聴けるとは。
いきなりハイライトが来てしまったようだ。

ちなみに帰国後、David KiethにLocked〜が聴けて嬉しかったと伝えると
Davidも「リッチーがこの曲を引っ張り出してくれて嬉しいよ。自分もオープニングとしてこの曲はすごくいいと、いつも思っていたんだ」と嬉しそうな感じで、同じ感想を持っていてくれたようだ。

続くはいつも通り「Darkness」。この曲を聴いて感じたのは、前座のvoもよく声が出ていて印象もよかったが、
さすがキャンディスの声には「艶」があり、前座と比べてしまうと高級オーディオに変えたかのようなクオリティの違い、気品を感じた。
いや比べては可哀相なのは分かっているが、似たタイプの音楽の女性vo同志なので自然に「あぁ、違う」と思ってしまったのは仕方ない。
前座を腐す意図はないので。念のため。

「Darkness」ではリッチーが弾くイントロからフィドルが入るタイミングが違ってしまったのか、一旦演奏が止まってしまった。
この日はオープニングもそうだが、演奏・進行等、所々ぎこちなく感じることがあったのも事実。
まあそれでコンサート全体の印象を悪くしてしまうほどでもないが。
ちなみにこの日は今年3公演目。

フィドルは新しいメンバーになっていた(他は変更無し)。
以前Scarlet Fiddlerと会ったらとても感じのいい人だったのでメンバー交代は残念と思ったが、後日彼女はお子さんができる(できた?)ので今回の方は助っ人だというキャンディスの説明があった。
Scarletにはまた戻ってきて、今回演らなかった「Ghost of a Rose」におけるエンディングの情感溢れ出るプレイを聴かせてもらいたいものだ。

「Soldier of Fortune」から流れるように続いたのは「Hanging Tree」。
これは軽快なリズムに乗せたヴァージョンで、このアレンジで聴くのは初めてだ。これはいい。
BNの曲はどれも元々のメロディーが素晴らしいので、どう料理しても美味しく頂ける。
あ〜ライブ観に来てよかったと思わせる時間だが、過去の曲のアレンジ替えだけでアルバムを作ってしまってもいいのではないかと思ったりもする。
「Where Are We Going From Here」みたいなのもある事だし。
観に来たほんの一部の人しか聴けないのはもったいない。

「Durch den Wald zum Bach Haus」の途中でチャルダッシュのフィドルソロが入るのは人が変わっても同じ。
そしてピアノソロの「Minstrels in the Hall」。
この曲昨年はオルガンver.で、それよりも一昨年のピアノver.の方が好きだと書いたが今年はまたピアノで嬉しい。
と思っていたら途中アコギが入ってきて更に得した気分だ。

メンバーに関しては、事前にRainbowのYouTubeで見てはいたがLady Lynnがすっかりスリムになっていた。
キャンディスによると彼女は19ポンドのダイエットに成功したとか。約40キロだから凄いね。

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(写真)3年前に会った時のリンさん。以前のお姿もコーラス隊らしくていいのだが

しかしその驚異的なハイトーンヴォイスに変化は無し。
「ア〜ア〜ア〜〜〜〜〜」とガラスも割れてしまいそうな声をいつも通り披露してくれた。

それに続き「ベースのEarl Grey Of Chimayも“アシスト”があると凄いトーンを持っている事を発見したの」
とキャンディスが紹介する。
Chimayが“えっ?”という感じで戸惑うと、リッチーが彼の背後に廻り…
ズブッとカンチョー!!
Chimayの「ィヤァ〜〜〜〜〜〜」との叫び声が突き抜ける。
コントですか… 最高です。

その後は最近のライヴでの定番曲が並ぶ。
少々違ったのは「The Peasant's Promise」はカッティングがやや重たいリズムをつくっていた所くらいか。
これも中々よかった。
ラストは「Olde Village Lanterne」で感動的に終了。

約1時間45分とBNにしてはやや短い時間だったのと、まだ空が明るかった事もあり、
スヌーピーが流れ終わっても「え?本当にもう終わっちゃうの?」とスッキリしない人も多かったようだ。

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(写真)10時でもまだ薄明るい

ただステージの向こう側には背の高い集合住宅もあり、10時終了は厳守だったのだろう。
入口になっていた要塞のような建物の中では入れ替わりにケルト音楽のバンドが演奏を始めた。
久々にギネスを飲みながら「Whiskey in the Jar」等を楽しめてよかった。

ま、この日のBNは多少のギクシャク感もあったが
何と言っても「Locked〜」を演ってくれたので満足です。

不満な点は残念な事にやっぱり演奏ではなく観客か。
この日は屋外で天気もよかったので、場所は狭いがフェスのようなオープンな雰囲気もあった。
それはいいのだが、演奏中に何度もビールを買いに行くやつが目の前を横切り鬱陶しかった。
挙げ句の果てに人のズボンに脂こってりのスープこぼしやがって!(怒) シミ残っちゃったよ…
最後の曲の最中にもまだビール買いに行ったり、マナーの悪いこと…
向うからしたらそんな堅い事言わずに気楽に楽しもうぜって事なのだろうが。
まあ昨年は例外として、ドイツで観るしかないので仕方ないか。

set list

1. Faerie Queen
2. Locked Within the Crystal Ball
3. Darkness
4. Dance of the Darkness
5. Under a Violet Moon
6. Soldier of Fortune
7. Hanging Tree
8. Durch den Wald zum Bach Haus
9. World of Stone
10. Renaissance Faire
11. Allan Yn N Fan
12. The Peasant's Promise
13. Barbara Allen
14. Home Again
15. Diamonds and Rust
16. Olde Village Lanterne

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お知らせ

このブログはCapercaillieを紹介する目的で始めましたが
ついでにBlackmores Nightのライブレポートを載せたところ
現在ここに訪れるのはそちら目当ての人が殆どのようです。

そのためここはBlackmores Nightのライブレポート専門のブログにし
タイトルも変更することに致しました。

但し彼らは毎年夏にしかツアーをしないので、
滅多に更新される事はありません。

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